プティット・マリーの子育てブログ

フランスクォーターの娘を育てて思うことを綴ります

妊娠〜出産までの記録 ①多嚢胞性卵巣症候群と精子検査

妊娠がわかったのは結婚して3年目の夏でした。

私は夫と付き合っている頃から子供が欲しいなぁと思っていて、できちゃった婚になったらどうしよう✨⁉︎とかよく一人で妄想していました。生理が遅れていると思ったら会社のトイレで検査薬でチェックしては、なぁんだセーフか、ちょっと期待はずれ・・・ということがよくありました。

 

そもそも私、すごい生理不順だったんです💧1ヶ月に生理が2回来ることもあれば、40〜50日来なかったりという感じ。今回の生理は量が少ないから今月もう一回でかいの来るな、みたいな謎の周期(^_^;)

振り返ってみれば高校生の頃、少量のオリモノが半年くらいダラダラと続いたことがあって、その時にかかった産婦人科の先生に「多嚢胞性卵巣症候群」という病名を告げられて、母に相当心配されたことを覚えています。

その時は将来、”不妊症になりやすい”と言われましたが、当時の私は呑気な10代。別に大したことないじゃん!と思っていました。結局ピルで生理を整えて万事解決したわけです。

 

時は流れ、私27歳夫39歳で結婚💒夫が年だし、早めに子供が欲しいね!という話になり、ハネムーンベビー👶できちゃうんじゃない⁉︎的なノリでした、はい。

 

だが全然できない。一っ切、もう「っ」付けちゃうくらい一切来る気配なしの赤ちゃん。

一体どうなってるの?赤ちゃんって好き同士のカップルが結婚したら自然にできるはずでしょ?コウノトリのアホ〜!

ていうかこの検査薬、インチキじゃない?ハッ!もしやうまく使えてないんじゃ!?って紙コップにどっぷり浸してみましたとも。でも終了線は浮かび上がっても肝心の線は出てこない・・・何本使ったかなぁ、10本以上は使ったよ。結構高いのに😢

 

そんな暮らしが半年くらい経った頃、夫婦で近所で評判の婦人科を尋ねました。

私はやっぱり多嚢胞性卵巣症候群のままでした。普通は一回の排卵で一個の卵が大きく育って排出されるのに対して、私には沢山の卵があるんだとのこと。じゃあチャンスが沢山あるかと言うとそうではなく、どの卵も十分に育たないまま排出されてしまうこと、そして月経はあるのに排卵はしていない無排卵の時があると診断されました。基礎体温はガタガタでずっと低温期でした。元々平熱が34~35度台だったので、高温期の36.7度なんてもう手が届かない程高く思えました。

でもちゃんと排卵誘発剤を打って卵が育てば大丈夫でしょう!と言われてホッとしました!それから何度も通院しては卵の育ち具合を確認し、卵が20mm位になると先生が「今晩タイミングをとってください」と平然と言う。私も初めは恥ずかしいような気まずさを覚えたものの、慣れてくるとあっけらかんとしたものでした。

それでも毎月お約束のように生理が来るので先生も首を傾げて「一度ご主人の検査をしてみましょう」ということになりました。

 

検査の結果を聞いた日は夫は仕事で私一人、のんびり待っていると、診察室に呼ばれ、深刻そうに先生が言ったのです。

「ご主人の精子量が極端に少ないです」と。

全く想像もしていない事態に呆然とする私😱えっマジですか?

これがその時の検査結果。

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どうやら基準値では1500万匹/mlに対して600万匹/mlしかいないらしい。しかも基準値はあくまで最低限であって健康な男は1億匹くらいいるんだって。

これ本人にどう伝えよう(⌒-⌒; )っていうのがまず思ったこと。意外と落胆した気持ちはありませんでした。だって600万匹もいるんだもん!ワンチャンあるでしょ!

でも先生の表情は暗い。

「これでは自然妊娠はしないはずですよ。精子の濃度を上げる人工授精をお勧めします」

 とりあえず夫と相談します、と言って帰宅。

精子検査の結果を16時頃聞きに行くことを夫も知っているからLINEすべきか、でも良い結果ではないし帰ってきたら話そう。そう思っていた私😀

その夜ーいつもならピンポーンとベルを鳴らしてただいま〜✨とご機嫌で帰って来る夫が、チャイムも鳴らさず無言でリビングに入ってきて、見るからに暗いオーラを出しているではないか。

「うわっびっくりしたぁ!何にも言わないで帰って来るから!」

と突っ込むも、すごい落ち込み様に思わず笑ってしまいました!

そこで結果を話すとようやく元気が出て、私から連絡がこないから無精子症に違いないと絶望していたんだそう。ごめんねダーリン😅