プティット・マリーの子育てブログ

フランスクォーターの娘を育てて思うことを綴ります

妊娠〜出産の記録⑧16週目の出血

16週、いよいよ安定期に入り、悪阻も治まって精神的にも落ち着いていましたが、一気に恐怖のどん底に突き落とされる出来事がありました。

16週4日目の朝4時、なんとなく下着が湿っている違和感で目が覚めて、布団の中で下着を触ると手が濡れた。

あれ?オリモノかな?お腹も痛くないし、なんだろう。

夫が隣で寝ているので、明かりを点けずにトイレへ。

トイレに座って下着を下ろした瞬間、少し水で薄めたような鮮血にびっしょり濡れたショーツを目にして凍りつきました。

 

え!!!!!!!!!

 

赤ちゃんに何かあったんだ!!どうしよう!!もう立ち直れないかも・・・

心臓がバクバクいって今にも倒れそうでしたが、夫の名前を叫びながら寝室に駆け込んで行きました・・・。

 

「えっどうしたの!?」

 

飛び起きる夫に出血した事を伝え、ショーツを見せたら青ざめていました。

私は気が動転して一旦ベッドに横になって安静にしながら、どうしようか話し合いました。

時刻はまだam4時半。明日の朝病院に行くか、それとも緊急事態だからすぐ行くべきなのか?

幸い私が通院しているのは日赤医療センターで24時間開いている!とりあえず診察券に書いてある電話番号にかけてみよう!!

すると直ぐに看護師さんが出て、状況を伝えたところ、

「わかりました、破水かもしれないですね。ナプキンをあてて、直ぐに来てください。どれくらいで来れますか?」

とのこと。

「えっ今からですか?!」

と少しびっくりして尋ねると、

「はい、場合が場合ですし、すぐに来た方がいいと思いますよ!」

この看護師さんの強い後押しで決心がつき、

「わかりました!30分後には着くのでよろしくお願いします!!」

 

それからは隣に住む母に電話して、夫は次の日朝早いからいいよと断ったのですが、心配だから一緒に行くと言ってくれて、急いで着替え、私はパジャマのまま、母の車で日赤に急行しました。

私は後ろの席に横になり、もう頭の中が真っ白で道中のことはあまり記憶がありません。母も運転している間、恐怖で手が震えていたと後で言っていました。

 

日赤に着いて、車椅子で救急外来の窓口へ行き、そのまま産科病棟へ。

しばらく診察室のベッドに横になって待機し、夫が枕元に座っていました。

私が落ち込んでいると夫がこう言いました。

「自然妊娠できる2人なんだから、また次頑張ろうよ」と。

私たちは悲しみに暮れていました・・・

 

そして若い先生2人が入って来て、脱いだショーツを見せると、

 

「あー出血多いな。ちょっとエコーして見ましょう。」

 

死刑台に登る気持ちで検査台に乗り、経腟エコーの画面を血走る目で見ると、赤ちゃんはピョンピョン元気に動いていたのです!!

 

「おっ赤ちゃんは元気そうですね!でも出血が多いんだよなぁ・・・」

 

2人で念入りに調べて頂きましたが、結局出血原因は分からずじまいでした。

私が気になっていたのは血の色!真っ赤ではなく、まるで羊水で薄まったかのようなピンク色だったので聞いてみると、

「検査したところ破水はしていないし、赤ちゃんは元気だから、しばらく入院して様子を見ましょう」

ということで、「切迫流産」という名目で入院することになりました。

 

とりあえず病室に着いてすぐ会社にメールでしばらく入院する旨を報告して、一眠り。

会社には突然の入院で迷惑をかけてしまったなと気が引けましたが、励ましのお便りが沢山届いて有り難かったです。

 

病室は6人部屋で、カーテンで仕切られていてみんな閉め切っているのでシーンとしていた。

病室には共有の洗面所があって、私が使った直後に同室の女性が洗面所に行く足音が聞こえた。しかしどうやら洗面台が濡れていたらしい。

 

「チッびしょ濡れかよ。」

 

怖っ!と思い、息を潜める私。それからは反省して毎回洗面所を使ったあとは綺麗に拭くようにしました。気がつかなかっただけで悪気はなかったんです(;ω;)

 

それはそうと、病は気からって本当ですね💦入院中、考えれば考える程不安になり、夜も眠れずにいると、なんだかお腹が張っている気がする。お腹が張るってどういう感覚かよくわからないけどなんか変。迷った挙句にナースコールを押しました。

夜中に看護婦さんがやって来て、お腹を触ってくれて、「全然張ってないけど、ホカロンで温めると少し楽になるわよ」って優しく対応して頂きました。

 

翌朝、目の前のベッドに入院しているお姉さんから声をかけられました。

 昨夜のナースコールで妊婦だと分かって声をかけてくれたこと、そして自分も妊娠10週だけど卵管がねじれて激痛で運ばれ、手術でねじれを治して入院しているということを話してくれました。

入院中に話し相手ができて嬉しかったです😊

私は先に退院しましたが、その後の検診でも再会することはありませんでした。無事に出産されていればいいなぁ😌

 

 入院中は毎日助産師さんが赤ちゃんの心音を聞かせてくれたり、先生が、経膣エコーと膣洗浄をしてくださりました。

幸い生理2日目のような出血は1日だけで、あとは少量で4日目には完全に止まったのですが、どこからなぜ出血したのかは不明なまま、5日間で退院しました。

退院したら仕事もしていいし、普段の生活に戻っていいと言われて、しばらくはおっかなびっくり生活していましたが、それ以降出血は一度もなかったので、案外赤ちゃんの生命力って強いんだなぁと思います✨